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役割、おかげさま
2007 / 11 / 01 ( Thu )
みなさま、こんにちは!
岩崎です。

先日の東京での上映会にお越しくださった方から
素敵な感想をいただきました。みんなで
分かち合いたいと思って、アップしました。

この映画を通じて、今までの優劣の価値観から
役割、つながり、支えあいの価値観に
変化することに、貢献できたら素敵だなぁと思いました^^


以下、児玉大介さんの感想です。

*****************************************************
まず、これはまさにパラダイムシフトだと感じました。
心の時代、ゆとりの時代といっても「勝ち組」「負け組」などと
評価や優劣をつけたがる価値観はあまり変化しなかったのだと思います。

しかし、この映画は、一人ひとりには役割があり、それは優劣ではない
ということが感じられます。役割には時としてリーダーとフォロワー
のように役割としての上下が存在しますが、あくまで役割への適性
の問題であり、人として優劣があるということではないのだと
認識させられました。

新約聖書で面白い文章を見つけました。
少し長いですが

体は、一つの部分ではなく、多くの部分から成っています。足が、
「わたしは手ではないから、体の一部ではない」と言ったところで、
体の一部でなくなるでしょうか。耳が、「わたしは目ではないから、
体の一部ではない」と言ったところで、体の一部でなくなるでしょうか。
もし体全体が目だったら、どこで聞きますか。もし全体が耳だったら、
どこでにおいをかぎますか。そこで神は、御自分の望みのままに、
体に一つ一つの部分を置かれたのです。
すべてが一つの部分になってしまったら、どこに体というものがあるでしょう。
だから、多くの部分があても、一つの体なのです。目が手に向かって
「お前は要らない」とは言えず、また、頭が足に向かって「お前たちは
要らない」とも言えません。それどころか、体の中でほかよりも弱く見える
部分が、かえって必要なのです。わたしたちは、体の中でほかよりも恰好が
悪いと思われる部分を覆って、もっと恰好よくしようとし、見苦しい部分を
もっと見栄えよくしようとします。見栄えのよい部分には、そうする必要は
ありません。神は、見劣りのする部分をいっそう引き立たて、体を組み
立てられました。それで、体に分裂が起こらず、各部分が互いに 配慮
しあっています。一つの部分が苦しめば、全ての部分が共に苦しみ、一つの
部分が 尊ばれれば、すべての部分が共に喜ぶのです。
(コリントの信徒への手紙Ⅰ12章より抜粋)

それぞれに役割があり、それぞれがかけがえのない存在であり、そして
それぞれが尊い。だから全体として機能するということなのだと思います。

私たちは、手では物が見えないからといって手は不要だとは思わないけど、
一つの価値基準を持ち込んで人を(物のように)選別してみたりしている。
しかし、本当は価値基準に当てはめるのではなく、一人ひとりをしっかり
大切な(役割を持った)仲間であるという視点でもう一度見つめなおす必要が
あるのではないだろうかと思いました。

世の中には多くの役割があり、誰かがその役割を担っています。
水俣病の話で、母親の体内の水銀を一人で引き受けて生まれてくる赤ん坊の話を
思い出しました。そのような子供は両親から「宝子」として大切に育てられるそうです。

彼らのお陰で母親も、それ以降に生まれてくる子供もみんな水銀の影響を受けずに
元気でいられるそうです。 その赤ん坊はみんなを救うために生まれてきたのです。
一人が苦しみや困難を背負うことで、他の人たちがその恩恵に与っているのです。

みんなが担いたいと思う役割もあれば、避けたいと思う役割もあります。
まだ世の中の理解が得られにくい中で役割を受け入れ、前向きに
「僕は僕だから頑張れる」という力強さにはとてもインパクトがあるし、
困難に思える役割を担っていく人間の大きさに圧倒されました。

人間が他の動物よりも繁栄しているのは、適者生存ではなく、助け合い支え
あってお互いを尊重してきた歴史があるからかもしれませんね。
私たちは支えあっているということを忘れて、自分の成果ばかりに心を奪われて
しまっていたのかもしれません。

役割は違っても支えあう仲間として、一人ひとりの大切さを考えさせられる
素敵な体験をありがとうございました。
製作に関わった方々、上映することについて立場を取ってくださった
方々に感謝します。

最後まで読んでくださり感謝します。


児玉 大介
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